無料のEAを色々入手したけど、MT4でバックテストしてみたいな。
方法が知りたい!
こういった疑問に答えます。
EAの実績公開のため、バックテスト結果を公開しているブログが多数あります。
しかし、稼いでいる期間を切り取ったり、実際よりもかなり低いスプレッドを設定してバックテストしていたり、1分足だったり・・・
利益が出せているように見せる方法はいくらでもありますので、自分でバックテストしてみないとなんとも言えません。
当記事では、「MT4でEAのバックテストする方法は?最適化で稼げる設定を探せ!」と題して、徹底解説しています。
大して難しくはないので、自分でバックテストできるようになろう!
目次
MT4でEAのバックテストをする前にやっておくべきこと
MT4でEAのバックテストをする前にやっておくべきことがあります。
「EAの設定」と「ヒストリカルデータの設定」です。
EAの設定
MT4でバックテストしたいEAは、MT4に設定をしておきましょう。
ツールの最大バー設定
「ツール>オプション」で開かれる画面からチャートタブをクリックし、「ヒストリー内の最大バー数」、「チャートの最大バー数」に「9999999999」と入力してください。
そうすると、自動的に「2147483647」となります。
ヒストリカルデータの設定
バックテストする前にヒストリカルデータをインポートしておく必要があります。
ヒストリカルデータとは、過去データのことです。
FXDD社のものの方が精度が良いという情報もありますが、それほど差もありませんし、MetaQuarts社の方が簡単に導入できます。
ヒストリーセンターのウィンドウが開きます。
上の例ではUSDJPYを選択しました。
警告メッセージが表示されますが、「OK」をクリックで良いです。
ダウンロードにはしばらく時間がかかることもあります。
ストラテジーテスターのウィンドウがMT4の下に開きます。
通貨ペアと時間足は、そのEAが対応している通貨ペア・時間足を選択してください。
モデルは「全ティック(利用可能な最小時間枠を使いすべてのティックを生成する、最も正確な方法)」を選択してください。
スプレッドは、EAを使う証券会社のスプレッドを指定しましょう。
テスト設定で初期証拠金・ポジションを設定します。
パラメーターの入力で値を設定します。
スタートボタンをクリックすることで、バックテスト開始されますので、完了するまでしばらく待ちましょう。
完了すると、こんな感じでグラフや各データを確認することができます。
MT4でEAのバックテストをする方法は?最適化で稼げる設定を探せ!
上記で、自分が設定した内容で、過去のデータに基づいてどんな結果になるのかを確認するやり方を解説しました。
しかし、自分が設定した内容が最も利益が出せる設定なのかはわかりません。
稼げる設定を探すのが「最適化」です。
最適化とは、MT4のバックテストによって、過去のデータを元に、各種パラメータをどの数値にしたら一番利益が出せていたのかを検証することです。
それでは早速最適化のやり方を解説していきます。
最適化パラメータの選択肢には、5つあります。
balance | 資産残高 |
---|---|
Profit Factor | 純利益÷純損失 |
Expected Payoff | 総純損益÷総トレード数 |
Maximal Drawdown | 最大ドローダウン |
Drawdown Percent | 資産曲線の最大下落幅 |
「balance」を選んでおけば良いと思います。
「遺伝的アルゴリズム」はチェックしておくと、バックテスト回数が減り、最適化にかかる時間が減ります。
最適化タブでは、チェックすると、設定した値に到達するとテストが終了になります。
各設定を終えたらOKボタンをクリックしてEAの設定画面を閉じてください。
例えば、「最大ドローダウン 70」を有効化すると、ドローダウンが70に到達した時点で、テストを終了し、結果から除外されます。
完了すると、最適化結果が表示されます。
これで損益等の各項目を比較できるわけです。
まとめ:MT4でEAのバックテストをする方法は?最適化で稼げる設定を探せ!
当記事では、「MT4でEAのバックテストをする方法は?最適化で稼げる設定を探せ!」と題して、解説してきました。
EAを利用している方でも、バックテストのやり方を知らない方も結構多いと思います。
しっかり自分でバックテストできるようになって、優れたEAかどうか見極められるようになりましょう。
また、私が紹介しているレッドスターは、自分で設定できる項目が多く、設定内容によって結果が変わってきます。
当記事を参考に、バックテストをしてしっかり検証し、稼げるパラメータを探しましょう!
レッドスターは無料です。
私も現在利用中です!
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