グーグルアナリティクスには直帰率と離脱率ってあるけど、どう違うの?
日本語的に同じように聞こえるんだけど!
こういった疑問に答えます。
直帰率と離脱率を同じものとして思い込んでいる方が多いのではないでしょうか?
実は私もきちんと理解していなかったので、今回当記事にアウトプットしておこうと思った次第です。
今回は、直帰率と離脱率の違いをわかりやすく!平均と目安は?と題して、解説していきます。
目次
直帰率と離脱率の違いをわかりやすく!
実は、アナリティクスのヘルプページには、離脱率と直帰率の違いについて、きちんと記載があります。
直帰率と離脱率について、以下のような説明があります。
離脱率と直帰率の違い(アナリティクスヘルプ)
- 離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
- 直帰率は、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合を示します。
- ページの直帰率は、そのページで始まったセッションだけが計算の対象になります。
例を示します。
ページA・ページB・ページCがあったとし、本日のページ遷移は以下だったとしましょう。
- ページB>ページA>ページC>離脱
- ページB>離脱
- ページA>ページC>ページB>離脱
- ページC>離脱
- ページB>ページC>ページA>離脱
この場合、それぞれのページの直帰率と離脱率は何%か分かりますか?
答えは以下になります。
- ページA:0%(ページAから始まるセッションは1回で、別のページに遷移しているので0%)
- ページB:33%(ページBから始まるセッションは3回で、即離脱したのは1回なので33%)
- ページC:100%(ページCから始まるセッションは1回で、即離脱したのは1回なので100%)
- ページA:33%(ページAを含むセッションは3回で、ページAから離脱したのは1回なので33%)
- ページB:50%(ページBを含むセッションは4回で、ページBから離脱したのは2回なので50%)
- ページC:50%(ページCを含むセッションは4回で、ページCから離脱したのは2回なので50%)
こういう計算方法になります。
直帰率の計測対象は「1PVしかないセッション」に対して、離脱率の計測対象は「全てのセッション」に対してとなります。
1PVで入口=出口が直帰率の計測対象と覚えておきましょう。
直帰率と離脱率の平均と目安は?
直帰率と離脱率の違いを理解したところで、自分のブログの直帰率と離脱率って高いのかな?低いのかな?ということが気になると思います。
実は、これは一概に高い/低いを判断することはできません。
特に、離脱率はページビューの組み合わせは無限にあるので、平均はこれぐらいです!と言うことはできないのです。
直帰率に関しても、そのページの内容や特性によります。
参考値にはなりますが、一般的に目安とされているのが以下の割合になります。
- 検索流入:約30~50%
- 広告流入:約50~70%
- コンバージョン目的の記事の場合:70~90%
直帰率と離脱率の確認方法は?
PV数やリアルタイムアクセス数ぐらいしか、これまでチェックしていなかったという人は、そもそも直帰率と離脱率の確認方法を知らない!という方もいるはずです。
直帰率と離脱率は、ページ毎に確認ができます。
アナリティクスの左のメニューで、「行動>サイトコンテンツ>すべてのページ」をクリックします。
サイト内のページがPV数順に表示されますから、確認したいページをクリックしましょう。
すると、そのページのPV数/ページ別訪問数/平均ページ滞在時間/閲覧開始数/直帰率/離脱率/ページの価値が表示されます。
直帰率と離脱率を改善する対策方法は?
ウェブページで離脱される原因をつぶすことが、直帰率と離脱率を改善する対策方法になります。
直帰される原因は、以下の内容が考えられます。
- 目的のコンテンツではなかった
- 目的のコンテンツだったが解決後満足して離脱
- 読者の次の行動(導線)が不十分
- ページの表示速度が遅い・ページが崩れている等読者にストレスを与えている
目的のコンテンツではなかった
自分が知りたいコンテンツではなかった場合、すぐに離脱されます。
キーワードは同じであっても、訪問者の検索意図と異なっており、訪問者の探しているコンテンツではなかったことが考えられます。
目的のコンテンツだったが解決後満足して離脱
訪問者の検索意図と一致しており、目的のコンテンツであったとしても、目的達成後満足してすぐに離脱される場合があります。
このパターンは、訪問者を満足させることができているため、それほど問題視する必要はありません。
読者の次の行動(導線)が不十分
コンテンツを読み終わった後、読者に対して次の行動を促す導線が不十分である可能性があります。
関連記事へ誘導する、CTAの設置や訴求内容等、読者に次の行動を促してあげましょう。
ページの表示速度が遅い・ページが崩れている等読者にストレスを与えている
ページの表示速度が遅い場合、待てずにページは閉じられ、別のサイトにコンテンツを探しに行かれてしまいます。
ページの表示速度はこちらのページで計測できますので、パソコン/スマホとも確認しておきましょう。
また、表や画像等、ページが崩れている場合、読者にストレスを与えてしまい、離脱されてしまいます。
パソコンでの表示はOKでもスマホでの表示はNGの場合もよくありますので、記事を更新したら、スマホでも表示をチェックしてみましょう。
考えられる原因は他にもあるけど、代表的なのが上記になりますので、一つずつ改善していこう!
まとめ:直帰率と離脱率の違いをわかりやすく!平均と目安は?
いかがでしたか?
今回は、直帰率と離脱率の違い、平均と目安等について、解説してきました。
直帰率と離脱率の意味があいまいになっていた方が多いのではないでしょうか?
ブログはPDCAの繰り返しが重要です。
記事を書きっぱなしではなく、離脱される原因を探り、思い当たるところから改善していきましょう。
それが記事の質を上げることになります。
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